【猫アトピー性皮膚炎 】ってどんな病気
猫が体を痒がっていれば、猫アトピー性皮膚炎を疑いましょう。アトピー自体はよく耳にするかもしれませんが、猫のアトピー性皮膚炎は、人のそれとは違う定義の違う病気です。
ですが、「猫」をつけた病名として存在します。猫がお腹とか手とかをずっと舐めているなら、カビか猫アトピー生皮膚炎を疑った方がいいでしょう。皮膚が痒いと足でひっかくよりも、猫は舌で舐めます。猫の舌はトゲトゲしているので、強く舐めていると「バリバリ」「ベリベリ」「ザクザク」結構な音がします。やがて、お腹や足の毛がなくなってしまいます。お腹の毛がなくなっても命に関わる訳ではありませんが、ずっと体が痒いのは「辛い」。ずっと体を舐めているのを見ているのも「辛い」。猫アトピー性皮膚炎はそんな病気です。
【猫アトピー性皮膚炎 】になる原因
人のアトピーとは異なり、猫アトピー性皮膚炎の原因は不明とされています。遺伝的な要因や体質、ストレス等が関連している可能性があるかもしれませんが・・・。
【猫アトピー性皮膚炎 】の検査方法
この検査を行えば、猫アトピー性皮膚炎と診断できるものはありません。いくつかの項目を検討し、どれに該当するのかで診断を進めていくことになります。また、真菌症(カビの感染)など猫アトピー性皮膚炎と症状では区別がつかない皮膚の疾患もあるため、除外診断も重要となります。
【猫アトピー性皮膚炎 】の治療方法
猫アトピー性皮膚炎と診断したら、症状によって治療内容を検討することになります。猫の場合、シャンプーや保湿剤を使用することが難しいことが多いため、内服薬が活躍します。シクロスポリン製剤や痒みを抑える薬を使用し、痒みのコントロールをしていくことになります。また、以前はステロイドでしたが、最近はあまりステロイドは使用しません。
症例紹介
Case Studies
Case.02
スコティッシュフォールド
15歳 オス
ネコ・アトピー性皮膚症候群
このネコちゃんは、特に目の周りの皮膚炎を年に何回か繰り返しています。 治療をすれば一旦は落ち着くのですが、お薬をやめるとしばらくして悪化してしまいます。 ずっとお薬を飲み続けることも1つの選択肢です。 また、繰り返す頻度 […]